特に女の子は歯列矯正の適期。
4番、5番(歯科では前歯から順に番号で歯を特定します)が
永久歯に生えかわるときが最適です。
その前から歯科を受診しておくと
抜かない矯正(非抜歯矯正)が可能なことが多い。
虫歯の治療についても隣の乳歯が抜けたり、
矯正で移動中に見つけたときがチャンス!
最低限の削除量(MI)で虫歯が治療できます。
男の子の場合は激しい運動(クラブ活動など)の
時期をはずして歯列矯正をすると良いでしょう。
遺伝性の下顎前突の場合、背が伸びる時期に急速に進行することが多いようです。
早めに矯正歯科に相談しましょう。
逆に小児の頃から歯科でクリーニングを続けていれば
虫歯には無縁の生活が送れているはずです。
ユダヤ人や日系移民の格言に
「財産は奪われることがあるが、教育(身につけた教養)は
奪うことができない。」というのがあり、
子弟の教育に特に力を入れています。
私は「生活習慣」も同じだと思います。
人は、言語を獲得するために、
口からの呼吸を始めました(他の動物は鼻呼吸のみが多い)。
その結果、口から多くのばい菌が体内に入ったり口の中に常在するようになりました。
口の中のばい菌が、糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞など、多くの生活習慣病の原因ではないか?
とも言われています。
大切なお子さんを守るのは財産よりも健康かもしれません。
成人女性の「親にやってもらいたかったこと」の中の上位に「歯列矯正」があります。